2025.6.14-15希望創発研究会(6月例会?対面)を実施

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2025.6.14-15希望創発研究会(6月例会?対面)を実施

公開日 2025年6月24日

 

 6月14日(土)-15日(日)、希望創発研究会(6月例会?対面)を実施し、県外企業人、高知県内企業人合せて13名、学生18名、その他関係者21名の計52名が参加しました。

1日目
『超芸術トマソン』グループ活動
 まず、渡辺センター長からこの1年間共に活動をするチーム編成が発表されました。学生と企業人が混在する6~7名が1チームとなり、2025年度は5チームで活動を行います。  
「超芸術トマソン」について講師?谷 俵太氏による動画により説明がありました。チーム毎にどんなところを巡ろうかと作戦会議を行った後、大学を飛び出し市街地でのチーム活動を行いました。夕方には大学に戻り、明日の発表に向け、各チーム資料作りを行いました。

  

  2日目
「参画者みなさんの『超芸術トマソン』」、「トマソンの形式知化」

 1日目に各チームで見つけた『超芸術トマソン』の共有では、日常生活では意識してみることのないモノに目を向け、見つけた時の状況や驚きについて、講師の谷氏が丁寧に想いを拾いながら発表が行われました。チームによって意識する観点の違いに特色がみられ、シリーズ化できるのではないかと指摘もあり、スナイパー系、アート系、ストーリー系等捉え方の違いを認識することができました。

     

 

 共有の後、教育心理学?認知心理学が専門の縣 拓充先生(千葉大学)を講師にお迎えし、今回のグループワークにより「私たちは普段驚くほど多くのことを見逃している」ことを体験的に知ることで、それまでの見方と異なる「新しい視点」を獲得する機会になっていることを、個人ワークも踏まえて体感することのできるセミナーとなりました。

 午後からはチーム対話が行われ、この2日間を振り返り、これから苦楽を共にするメンバーとの相互理解を深める大切な時間となりました。

 

<参画者の声>
■超芸術トマソン、トマソン形式知化から学べること

?実際に街に繰り出し、普段見ていないところに目を向けると、超芸術トマソンにふと辿り着く。その瞬間は、発見した喜びと閃きのような感覚があり、嬉しい?楽しい感情が芽生える。
次にそれをチーム内で発表し合うと、同じ写真に対して別の発想が出て来たりして非常に面白い。まさにこれが創発なのではないかと感じた。

?「見てるようで見ていない」「認識できてるようで認識できてない」
日々、生産性や効率性を優先した生活習慣になられると、”ちょっとした面白さ”に気づけないのがよく理解できた。

?トマソンを通して、自分が持っている知識が制約になることを知った。模写の具体例が理解しやすく、自分で手を動かして書くことで他者が物体をどのような特徴に合わせて描いたのかが分かる。それが自身の表現性拡大に繋がるというのは確かにそうだと思った。

?街中を歩いて写真を撮りチームで写真を選ぶ中で、自分が何となく面白いと思って撮ったものが実は違う視点で面白いことに気づいたり、同じ道を通ったはずなのに自分では気が付かなかった面白い道端芸術が沢山あったりなど、色々な人がいる分面白いアイデアを沢山思いつくことができるのだと分かりました。 

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