Initiative for Diverse Research Environments ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHIInitiative for Diverse Research Environments ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI

ダイバーシティ研究?職場環境の整備|女性研究者の研究力向上
地域との連携?協働|地域のロールモデル

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号 国立大学法人 188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 総合研究棟内
TEL:088-888-8022 / FAX:088-888-8023

  • トップページ
  • ダイバーシティ研究?職場環境の整備
  • 女性研究者の研究力向上
  • 地域との連携?協働
  • 地域のロールモデル

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号
国立大学法人 188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 総合研究棟内
TEL:088-888-8022
FAX:088-888-8023
地域のロールモデル アイコン

地域のロールモデル

鈴木 志野 写真

Case.08

冒険で、知を開拓する!

鈴木 志野Suzuki Shino

所属
国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所 特任主任研究員(執筆当時)
略歴
東京理科大学卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科で博士課程を取得後、株式会社海洋バイオテクノロジー研究所および東京大学研究員を経て渡米。米国J. Craig Venter Instituteで7年間の勤務を経て帰国。現在は国立研究開発法人海洋研究開発機構、特任主任研究員。
01

研究者に進んだきっかけ

 中高生の時は音楽の道に進もうと考えていましたが、評価のわかりにくい世界への戸惑いもありました。そんな時メンデルの遺伝の法則を知り「複雑に見える生命がこんな単純な原理に支配されているとは!」という新鮮な驚きから、生命科学を学びたいと思いました。研究者になるとは思いませんでしたが、歴史上の研究者が科学に情熱を注ぎ、世界を変える様を本で読み、私も彼らが魅了された世界の一端を垣間見るまでは自然科学と対峙したいと思い続けてきました。

02

研究の魅力について

たとえ困難があろうとも、自然科学には必ず真理がある点が最大の魅力だと思います。研究を始めた当初は、先人の偉大な功績を前にして圧倒され「本当に新しい原理など見いだせるのか?」と不安になりましたが、紆余曲折を経て人類の知の最前線に到達すると、これまでの知見にとらわれずに自由な発想で研究を進められるようになり、一気に研究が楽しくなりました。

03

現在の研究および生活

 私は地球深部に生息する微生物群を研究しています。世界中の色々な場所でキャンプをしたり、洞窟へ入ったり、船に乗ったりしながら微生物サンプルを採取し、まるで冒険のようです。2年前には2か月ほど米国の掘削船「ジョイデス?レゾリューション」に乗り、マリアナ海溝付近を掘削する国際プロジェクトに参加しました。家族が恋しいこともありましたが、充実した時間でもありました。研究者という職業は、研究の設計、予算獲得、実験、論文執筆、各種学会発表のみならず、国際共同研究の施行、研究者以外の方への講演や執筆、取材対応、各種委員会への参加などその仕事は多岐に渡り、多様な能力が求められます。

04

今取り組んでいる研究

 地球には超高温、強酸性?強アルカリ性など生命にとって苛酷とも思える極限環境が存在しますが、そこにも微生物は生息しています。これは約40億年前、地球に生命が誕生した後、環境の劇的変遷にさらされてもなお生命が柔軟に環境適応し、多様性を創り出してきた結果です。私はそれら極限環境に生きる微生物の生き様から、生命とは何か、進化適応とは何か、地球にはなぜ多様な生命が存在するのか、といった疑問の解明に挑んでいます。

05

研究に携わる仕事を目指す若い方へメッセージ

 人類の知の拡大が自然科学を志す研究者の仕事です。研究者を目指す場合、その道のりは時に容易ではないと感じるかもしれませんが、真理の解明を目指し、失敗を恐れずに挑戦的研究に取り組み続けることこそが近道だと思います。「教科書を信じるな」というノーベル賞学者?本庶教授の言葉は少々過激ですが、多くの人が目にする自然現象を前にして、「自分なら埋もれている真実を見出だせる」という気迫、自信は必要だと思います。

06

日常で大切にしている時間

 娘2人(7歳と3歳)との時間は何より楽しいです。おしゃべりな娘たちと車内や食事の時間にその日一日に起きたことなどを話していると、ついつい盛り上がって、時間を忘れてしまいます。あとは、子供が寝た後の自由時間です。仕事や家事をすることも少なくありませんが、極力小説を読んだり、テレビを見たり、音楽を聴いたりして、研究者としての自分を解放し、個としての自分を楽しむようにしています。

鈴木 志野 写真
とある1日のタイムスケジュール
6:00?
起床、子供のお弁当作り

|

7:00?
出社

|

8:00?
論文書き、プレゼンテーション資料作りなどのデスクワーク

|

12:00?
昼食(同じ職場の夫とランチしながら、仕事、子供の予定を確認)

|

13:00?
実験

|

17:00?
子供のお迎え(もしくはジムで運動)

|

18:00?
帰宅、夕食づくり、子供の宿題、習い事の練習などをみる。

|

19:00?
食事

|

20:00?
家族団らん

|

21:00?
子供を寝かせる、子供の次の日の準備など

|

22:00?
家事、入浴

|

23:00?
自由時間。読書、仕事のメールに返信、気になった論文をチェック

|

24:00?
就寝
ロールモデル一覧に戻る
▲
TOP

HOME | ダイバーシティ研究?職場環境の整備 | 女性研究者の研究力向上 | 地域との連携?協働 | 地域のロールモデル

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ KOCHI

〒780-8520 高知市曙町二丁目5番1号 国立大学法人 188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 総合研究棟内
TEL:088-888-8022 / FAX:088-888-8023

関連リンク

188bet体育_188bet赌场-【平台官网】 Kochi University188bet体育_188bet赌场-【平台官网】男女共同参画推進室 しあわせぶんたん188bet体育_188bet赌场-【平台官网】男女共同参画支援ステーション

© ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブKOCHI All Right Reserved.